2017年9月28日からロボアドバイザーのウェルスナビを始めた。ウェルスナビのメリットは米国ETFを自動的に買付運用してくれる点で、そこに魅力を感じ、30万円入金して試してきた。
開始から2か月だが、手数料1%というのが思った以上に負担というか、利益を吸い取られている感があり、本当に有用かもう一度検討してみた。
目次
ウェルスナビの手数料ルール
お客様からお預かりしている資産の時価評価に応じ、3,000万円以下の部分には1%(年率、消費税別)。時価は日々変動しますので、手数料は毎日1日分を計算し、1ヶ月分の合計額を翌月1日(休日の場合は翌営業日)にお支払いいただいています。(1円未満は切捨て)【1日分の手数料の計算式】:計算日の時価評価額×1%(手数料率)÷365×1.08(消費税)
※ウェルスナビではETFの年率経費0.11%~0.14%は個人負担で手数料1%の中には含まれない。
私が開始2か月でウェルスナビに支払った手数料合計は519円
私は、運用資金30万円で1か月につき13,000円積立で設定しています。表の11月の資金が増えているのはそのためです。
運用 | 資金 | 時価総額平均(記憶) | 手数料 |
10月 | ¥300,000 | ¥309,000 | ¥235 |
11月 | ¥313,000 | ¥322,000 | ¥284 |
ウェルスナビでは、1日の手数料が以下の式で計算され翌月1日に1か月分まとめて引かれます。
【1日分の手数料の計算式】:計算日の時価評価額×1%(手数料率)÷365×1.08(消費税)
日々の手数料が管理画面から見れるわけでも、日々の時価評価額が表示・保存されているわけでもないので、本当にこの手数料が正しいのか分かりません。
仮に運用資金が30万円で時価総額が30万円(±0%)が1か月続いたとしたら、
1日の手数料=300000×0.01÷365×1.08=8.87円
1か月の手数料=8.87×31=274円(端数切捨て)
になるので、「私が払った手数料としては、ウェルスナビの説明通りおかしくはない金額だろう」と想像するほかありません。
ウェルスナビの手数料の説明には、時価総額がマイナス(=運用成績が悪い)の場合は手数料免除といった記述は見られないことから、例えマイナス%でも、手数料は引かれるはず。今年ウェルスナビを始めた人は総じて成績は+(プラス)でしょうから、手数料が引かれても実感ありませんが、これからマイナスになったとき、毎月200円以上の手数料が引かれるとなると「手数料高いな~」と思うことが多くなるでしょうね。
1%の手数料は高いのか?
運用益ではなく、時価評価額に対して手数料が発生するから高く感じる
米国ETFの良いところは分配利回りが高いということろ。ウェルスナビでは、米国株(VTI)、日欧株(VEA)、新興国株(VWO)、米国債券(AGG)、金(GLD)、不動産(IYR)の6つのETFに分散投資しているが、その分配利回りの平均は2.13%であり、手数料の1%を上回る。
米国ETFの分配利回りと経費率
資産クラス | 分配利回り | 経費率 |
米国株(VTI) | 1.77% | 0.04% |
日欧株(VEA) | 2.50% | 0.07% |
新興国株(VWO) | 2.26% | 0.14% |
米国債券(AGG) | 2.31% | 0.06% |
金(GLD) | 0.00% | 0.40% |
不動産(IYR) | 3.94% | 0.44% |
平均 | 2.13% | 0.19% |
各クラスの上昇率評価額上昇率(端数切捨て)
最長 2008~ |
過去5年 2012~ |
過去1年 2017~ |
過去3か月 2017.8~ |
|
米国株(VTI) | 110% | 87% | 18% | 4% |
日欧株(VEA) | 5% | 35% | 22% | 3% |
新興国株(VWO) | 0.3% | 8% | 18% | 2% |
米国ETFを買い付けるときに必要な手数料
- 買付手数料
- 為替手数料
主要ネット証券の買付手数料
買付手数料(税抜) | 買付手数料下限・上限 | |
楽天証券 | 0.450% | 下限5ドル、上限20ドル |
マネックス証券 | 0.450% | 下限5ドル、上限20ドル |
SBI証券 | 0.450% | 下限5ドル、上限20ドル |
ウェルスナビ | 0.000% |
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