投資信託検証”知っている人はとっくに買ってる「この投信で儲けた」実名全11商品”

Yahoo!ニュースで投資信託の記事が掲載されていた。
タイトルは”知っている人はとっくに買ってる「この投信で儲けた」実名全11商品 年率10%、20%は当たり前…?”(週刊現代)というもの。
投資信託を年間120万円運用している者として、このタイトルに惹かれないわけにはいかない。と言いつつも胡散臭さ満載で、Yahooコメント内でもこんなことを言っている人がいた。



”どれも手数料が高そうで
販売窓口が儲かりそうで
投資家は損しそうな投信が並んでいるように思える。

管理コストを唯一記載している『三井住友・配当フォーカスオープン』を除けばどれも手数料が高いから、ワザと隠していると思われる。

単なる広告の類であって投資家のためを思って書いている記事ではなさそうだ。

こんな記事を書いて誰が喜ぶかと言えば
投信運用者や販売窓口のような中の人だけじゃないか。”

ほんと~に、その通りだと思う。

でも、でも、、いくら胡散臭く映っても気になるものは気になる。ということで、この記事で取り上げられている投資信託は本当に投資する価値があるのかどうか検証をしてみた。もし、価値がありそうなら自分のポートフォリオに取り込んでいきたい。まあ、そんな価値はないと思うけれど。

今回の検証元記事:Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171026-00053256-gendaibiz-bus_all

J-Stockアクティブ・オープン

まずは、このニュースの冒頭で取り上げられているJ-Stockアクティブ・オープンについて。ニュース記事の中ではこのように紹介されている。以下、ニュースより引用

たとえば大和住銀投信投資顧問が運用する『J-Stockアクティブ・オープン』という投資信託で運用している人たちは、この1年で年利37.03%という驚異的な儲けを手にしています。

聞き馴染みのない商品かもしれませんが、知る人ぞ知る投信です。ジャスダックやマザーズなど新興市場の日本株で巧みに運用するのが特徴で、直近3年のリターンはさらにすごくて約101%。

ここまで儲けていると損する時はひどく大損しているのではと心配されるかもしれませんが、2003年の販売開始当初からのリターンは630%超です。「知っている人」たちはこうした商品を以前から仕込んで、資産を何倍にも膨らませているのです。

J-Stockアクティブ・オープンの特徴

  • 新興市場(JASDAQ市場、マザーズ等)で取引される株式へ投資を行う。
  • ボトムアップ・アプローチによる企業調査(リサーチ)を重視したアクティブ運用を行う。
  • 毎年分配型
特徴 国内株式(JASDAQ市場、マザーズ)への投資
純資産総額 52.48億円
基準価格 22,613円
信託報酬(SBI証券) 1.62%
信託財産留保額(SBI証券) 0.3%

疑問

  • 国内株式への投資なのでアベノミクスの恩恵を受けれただけじゃないか?
  • リーマンショックやその前の不況時代の運用成績は悪いのではないか?

基準価格の推移をグラフ化してみた

この投資信託の基準価格の推移をグラフ化してみました。

アクティブ投資信託のJ-Stock アクティブ・オープンの基準価格推移2004年から開始して、リーマンショックで基準価格が半分以下になったあと、元の10,000円に向けて緩やかに値が戻っていき、アベノミクスが始まった2013年から急に高くなっています。予想通り完全にアベノミクス相場に乗っかかっただけのファンドなので、今からこの投資信託を買っても高値掴みになりそうです。といっても、この投資信託は現在新規買付停止中で新規買付できないですが。。取引停止中の理由は、「現在の水準よりも資産規模が大きくなると運用に支障が出てくることから」とのこと。何で変えない投資信託を取り上げたんだろう?

結論

Yahoo!ニュースの『J-Stockアクティブ・オープン』の紹介文を直すと、

(ニュース)たとえば大和住銀投信投資顧問が運用する『J-Stockアクティブ・オープン』という投資信託で運用している人たちは、この1年で年利37.03%という驚異的な儲けを手にしています。

(直してみた)2016年10月の日経平均株価は16,000円台、2017年10月の日経平均株価は22,000円と、日経平均株価はここ1年で37.5%という驚異的な冒頭率を見せています。そんな国内市場へ投資する投資信託の一つ『J-Stockアクティブ・オープン』を運用している人たちは、日経平均株価の冒頭率とほぼ同じの年利37.03%という驚異的な儲けを手にしています。

 

DIAM国内株オープン

2つ目に取り上げられているのはアセットマネジメントOneが運用する『DIAM国内株オープン』
以下は、ニュースからの抜粋文だが、日本株に投資しているので、J-Stockアクティブ・オープンと同じ原理で日経平均価格の冒頭率がそのまま基準価格に現れているので分析は割愛する。

アセットマネジメントOneが運用する『DIAM国内株オープン』という投資信託に投資している人も、じつに儲けています。

この投信のファンドマネージャーは強気派で知られ、日本株全般を投資対象としながら、その時々のマクロ経済環境に応じてダイナミックに投資先を変える。

その変化を見逃さずに「好機」として投資に踏み切った人たちが、いま年利38.84%もの大儲けをしています。

ちなみに信託報酬は1.728%、信託財産留保額は0.30%なので、最近の投資信託の手数料としてはかなり割高。

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